風の国便り

近年都市部はどこも、ヒートアイランド現象に悩まされていますが、幸い私の通勤時間帯は、爽やかな風が吹いています。

せっかく買った携帯扇風機の出番がないほどです。その日、たまたま風が強いのではなく、規則正しく毎日風が吹いております。

朝の神戸の風の正体は、海陸風です。理科の授業で習った海風、山風ですね。神戸の日中朝から夕方までは、海からの南風が吹いております。天然の扇風機みたいで、気温が３０度以上あっても体感温度が低くて快適です。風に慣れてしまっていて、たまに大阪や京都に遊びにいくと、異常に暑さを感じたりいたします。

また夕方になると、山風にシフトして、西寄りの北風が、六甲山地から吹いてきます。山風は、別名六甲おろしと呼ばれています。六甲おろしは、季節風で、秋から冬にかけて吹く強い北風です。

西宮市とかですと、特に強く吹く時間は、午後５時から午後８時ぐらいの夕方です。六甲おろしは、阪神タイガースの応援歌として有名ですね。西宮市は阪神タイガースの拠点、甲子園球場がありますが、夏の高校野球で、甲子園球場で吹いている強い風は、六甲おろしではなくて、海からの南風、浜風です。

六甲おろしは季節風なので、夏には六甲おろしが吹いていないことになっていますが、実は、夏でも夜間にずっと北風が吹いています。冷房に疲れたときには、窓を開けると心地が良い風が北から吹いています。夏の夜は強風ではない心地良い山風が吹いています。

神戸は、海と山の囲まれているので、海風、山風、六甲おろしと豊富な風の国です。風の国神戸にいらっしゃいませんか。

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